誰かの役に立つ仕事が、
2002年入社
計見 隆文
KEIMI TAKAFUMI
職長・アスベスト除去業務担当


品質は一度下げてしまえば
二度と信用を取り戻せなくなる
三浦興業には友人の紹介でアルバイトとして入職し、あまりの居心地の良さに気づけば 20年以上を過ごしてしまいました(笑)。
仕事は主にアスベスト除去工事に携わっています。建築物に残る有害とされるアスベストを含んだ建材を取り除くのですが、僕はこの事業の立ち上げ当時のメンバーでもあり、現在は職長という立場で工事を指揮する役割を担っています
現場の規模によって変わりますが、ビル一棟といった大型物件ともなれば、協力会社にも依頼して 5~60 名の施工者をまとめて、工事を完了させるのが職長の務めです。
仕事を進めるうえで大切しているのは、納期を守りながらいかに質の高い工事をするかということです。工事の品質って下げることは実は簡単なんです。でも、一度でも下げてしまえば、会社の失った信用は二度と取り戻すことはできません。
どんな些細な作業であっても丁寧に、間違いのない仕事をすることが、僕たちには求められています。僕は職長という立場である以上、その点はみんなに厳しく、確実に伝えるようにしています。
工事は安心と安全に配慮して
丁寧に進めていく
アスベスト除去を大まかにいうと、現場に入ってまず、アスベストが外に出ていかないように養生などをして、道具を駆使して取り除いていきます。適宜数値を計って、アスベストが残留していないことを確認して作業完了となります。
アスベストと聞くと、「大丈夫なのかな」「安全なのかな」と心配になると思いますが、安心してください!その心配や不安に対して、会社はきちんと応えてくれます。例えば、防護マスクは国の検定に合格したものを用意してくれていますし、あらゆる面で安心・安全に配慮してくれています。
大変な仕事も確かにあります。大規模な現場ともなると、同じ業務の繰り返しという日々もあります。それでも僕たちは、「誰かがやらなければならない。だったら自分たちがやろう」という気概で仕事に臨んでいます。そして、工事が完了すると、「誰かの役に立ったな」「やりきったな」という達成感を感じます。

報連相をしっかりすれば
失敗は成長につなげられる
なんだか偉そうなことを言ってしまいましたが、新人として仕事を始めた頃の僕は失敗の連続でした(苦笑)。仕事に対する厳しさ、社会人としての心構えに甘さもあったと思います。寝坊したり、作業用具を忘れたり、ビルのエレベータを止めてしまったり。
アスベスト事業をスタートさせたときも、手探りのことが多くて、協力会社の職人さんに教わってばかりいました。思い出しても恥ずかしくなる失敗談が数多くありますが、いつも周りの人が助けてくれました。
でも、失敗したことを黙っていては誰もサポートしてくれません。大切なのは、報告・連絡・相談の報連相。クライアントや上司に正直に、しっかりと伝えることが、ミスを最小限にリカバリーし、なおかつ自分の成長にもつながります。失敗から学ぶということですね。
職長となった今でも失敗はあります。それでも、同じミスは繰り返さないようにしていますし、その経験を後輩たちに伝え、良い方向へ導けるようになってきたかなと思っています。会社と仕事が、僕を人間として大きくしてくれました。

仲の良さ、風通しの良さを
後輩たちに伝えていきたい
僕がなぜ三浦興業で20年働き続けているか。一つは仕事にやりがいを感じるから、もう一つは仕事にメリハリがあるからです。
ほとんどの工事は、その日にやるべきことが決まっています。忙しい日もあるのですが、スムーズにいけば、定時を迎えていなくても帰宅することが可能なんですね。「早く終わった!帰れる!」は頑張るモチベーションにもなるし、結果としてプライベートの充実にもつながります。なによりも単純にかなり嬉しい(笑)!これは、建設業の醍醐味のひとつだと思っています。
そしてもう最後の理由、それはこの会社が好きだからです。社長含め気心知れた人たちとの毎日は、とにかく楽しいです。厳しい上下関係なんてものはなく、みんな仲が良くて、お互いの相談事に親身になってくれる。だから、社内の人間関係でストレスを感じたことはほぼありません。
僕は今、後輩たちを指導する立場になりましたが、大事にしたいのは三浦興業の空気感です。仕事に対しては真摯ですが、仲の良さ、風通しの良さを感じてもらえるようにしたい。明日も会社に来たいな、僕をはじめとしたこの会社の仲間と仕事がしたいなと思ってもらえるようにしていきたいと思っています。
